害虫から樹木を守りましょう!!


こまめにお庭に出でよく観察することが大事です。防除は対処療法のみです!!

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−ケムシ類−

▲チャドクガ

▲ヒメシロモンドクガ

▲アメリカシロヒトリ

▲オビカレハ(ウメケムシ)



  ●症状の特徴

   主にガの幼虫で毛の長いものをいいます。
  種類によって様々な植物につき、単独あるいは集団で葉や花を
  食害します。
  集団発生すると葉脈を食べつくし、丸坊主になることもあります。
  

  ●発生回数 ・・・ 2〜3回

   多くは卵の状態で越冬します。
  成虫であるガは葉の裏に数百個の卵を固まりで産みつけます。
  そのため、孵化したての幼虫は群生して葉を食べるので、被害も
  大きくなります。
  さらに、成長に伴って分散していくので被害範囲も広がります。
   
   ドクガ科、カレハ科など一部のケムシはのある毛を持っている
  種類もあります。
   直接触れると、痛みや痒みといった症状が出たりもします。


  ●主な種類と被害の多い植物

 【チャドクガ】 ツバキ、サザンカ など 
 【ヒメシロモンドクガ】 サルスベリ、イチジク、カキ、リンゴ など
 【アメリカシロヒトリ】 サクラ、カエデ、ミズキ、フジ、ケヤキ、カキ など
 【オビカレハ】 サクラ、バラ、サンザシ、ヤナギ、クヌギ、ウメ など
 【ドクガ】  サクラ、カエデ、ツツジ、カシ、バラ、ウメ など
 【モンクロシャチホコ】 サクラ、ニレ、クヌギ、ウメ、リンゴ など


  
−イラガ類−

▲ヒロヘリアオイラガ

▲イラガ
 

  ●症状の特徴

   多くの種類があります。
  初期の幼虫は葉裏を薄く食害するため、被害葉は白く透けた
  ように見えます。
  大きくなると葉全体を食害します。大量発生すると大きな被害に
  なることもあります。

 
  ●発生回数 ・・・ 年1〜2回
  
  幼虫は夏から秋にかけて発生します。
  毒針をもっているので、直接手で触れないように注意しましょう。


  ●主な種類と被害多い植物

 【イラガ】 サクラ、カエデ、ケヤキ、サルスベリ、チャ、ヤナギ、
        プラタナス、エノキ、ウメ、カキ、リンゴ、ビワ、クリ など
 【ヒロヘリアオイラガ】 ツバキ、ケヤキ、カエデ、サクラ、プラタナス
               カシ、ヤナギ、ポプラ、ウメ など
 【アカイラガ】 サクラ、ツツジ、チャ、プラタナス、エノキ、コナラ など
 【ヒメクロイラガ】 サクラ、ケヤキ、カキ など
対処は早めに!!
 
   大きく成長してしまうと、薬剤の効果も下がってしまうので
   幼虫が小さなうちに防除することが大切です!!

●プロの技術で迅速な殺虫剤散布!!
 
   ケムシや虫が苦手な方
   高い樹木や殺虫剤散布が難しい箇所
   樹木1本から承ります!!